坂本龍馬が通った料亭

                
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先週のブログ、思った以上の反響で驚いています grinning

僕が親戚や友達、そして直接ご来院された患者さんに提供するような話題を、こうやってまだ会ったことのない多くの方達にも伝えることができるのはありがたいことです。皆さんにとって、いつか役立つ情報となれば幸いです。Facebookで「いいね」や「シェア」をしてくださった皆さん、ありがとうございました bow

 

さて、今週はゆるい話題です

以前、京都の「寺田屋」に行ったお話を紹介した時、「坂本龍馬ゆかりの地については、またいつか詳しく紹介したい・・・」と書いたので、今日はその一部を

 

僕が住む福岡から『特急かもめ』や『高速バス』で2時間ほどの長崎。ここには坂本龍馬ゆかりの地が多く存在します。その中から今回は、坂本龍馬が通った(そして僕も気に入って何度か通った)歴史ある料亭を紹介したいと思います

 

その前に 前回、外観しか写真を載せていなかった「寺田屋」の内部をどうぞ。

寺田屋内部

寺田屋事件の際、おりょうさんが入っていたお風呂と、外の異変に気付いたおりょうさんが龍馬へ知らせるために駆け上がった裏の階段が、お風呂場すぐ横にありました

珍しく毎回録画して見ていたNHKの大河ドラマ「龍馬伝」でも見たシーン

 

そして、今回ご紹介したいのが、長崎史跡料亭花月さんです

 1642年に長崎丸山(江戸の吉原、京都の島原とともに、天下の三大遊郭とうたわれて栄えた場所)に誕生し、創業三百七十有余年となる「花月」は、坂本龍馬など幕末の志士や頼山陽(らいさんよう)などの文人墨客も通ったことで有名です。

花月外観丁寧なお出迎えを受けた後、さすが『史跡料亭』というだけあって(昭和35年に長崎県の史跡に指定)、博物館なみの歴史展示を見ることができました。福山雅治さんも何度か来られたそうです。

 

2Fの「竜の間」の柱には、坂本龍馬がつけたと言われている刀傷が残されていました

竜の間

 

1Fにある「春雨の間」は、日本初の洋間です。ここで食事ができた時には(個室なのでお部屋まるまる貸切りという贅沢な状態です)、これまでどんな人物がこの部屋を利用したのだろうかとワクワクしました 歴史のロマンを感じます。

春雨の間

また、同じく1Fにある「山陽の間」は、頼山陽先生が好んで使用した部屋で、3ヶ月間滞在されたこともあるそうです。

 

この料亭でいただけるのは「卓袱料理(しっぽくりょうり)」

長崎といえば、ちゃんぽんなどの中華料理を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、卓袱料理は、長い鎖国時代にも海外とのつながりがあった長崎において、オランダやポルトガル、中国の料理を巧みに取り入れ、和風にアレンジした、長崎が誇る郷土料理なのだそうです

朱塗りの円卓を数人で囲み、大皿に盛られたお料理を直箸(じかばし)で取り分けて食べます

料理

長崎の分化は「和・華・蘭(わからん)」と言われているそうですが、まさにそれがよく表れている料理でした

 

また、この料亭で素晴らしいと思うのが、「おかっちゃま」、おかみさんです

凜として、ご挨拶に来られた時には一瞬こちらもシャッキっとしてしまうオーラが漂っていますが、話すととてもお茶目で可愛らしい方です

 2度ほど担当していただいた“すえこ姉さん”にも良くしていただき(笑)、

 「2Fの竜の間で丸山芸妓の祝舞が始まります。せっかくなので、ちょっとご覧になられませんか?」

などという、ラッキーなこともありました

長崎検番

 

長崎、これはほんの一部。異国情緒にあふれ、魅力的で素敵な場所が沢山あります

地元のことは地元の人に聞くのが一番 てことで、僕や僕の家族が感銘を受けた魅力ある場所・食べ物・文化の多くは、長崎大学の先生方から教えてもらったものです

そういえば今、福山雅治さんが出演されているキューピーマヨネーズのCM(一番新しい〜自分を一番〜誇れるように〜そうなれるように〜)は、彼の出身地である長崎の「オランダ坂」の映像ですね。

オランダ坂

 

ちなみに僕は、長崎から福岡に戻る時、長崎駅『ハトシ(海老のすり身などを食パンで挟み、油で揚げたもの。卓袱料理の1つ)とビールを買って特急かもめに乗り、有明海を見ながらそれらをいただくのが好きです

はとし

 

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