西岡矯正歯科医院のブログにもちょいちょい出演?していただいている、いまじょう矯正歯科クリニック(香川県高松市)のLASジャニーズ今城先生
土曜日に放送された『嵐にしやがれ』にご出演されていました〜祝
(以前、関西放送の『ジャニ勉』という番組ではスタジオ出演されました)
《相葉雅紀の代行調査》というコーナーで、
「人生で一度も麺類をすすって食べたことがありません。どうすればすすれるようになりますか?」という疑問に対し、今城先生が訓練法を紹介されていました
真剣な眼差し、すご〜い
実は、麺類をすすれない人達には2つのパターンがあるそうです。
パターン1:これまですすって食べたことがないので、やり方がわからない
パターン2:呼吸や咀嚼(そしゃく= 咬むこと)の機能が不十分なので、すすることが難しい
パターン1の人の場合、機能の問題がないので、訓練でコツさえつかめばすぐにすすって食べることができるようになります
パターン2の人に共通して認められる問題は、「鼻呼吸と口呼吸の使い分けが難しい」ということです。アレルギーやアデノイドなどで鼻呼吸が阻害されると、日常的に口からも呼吸をするようになりますが、この際、口だけで呼吸するというより、口を半開きにして鼻と口の両方で呼吸をするというパターンが多く認められます。このような人は、鼻詰まりが解消されても、鼻だけで息をする感覚が養われていない場合があり、鼻呼吸と口呼吸の使い分けが上手でないことが多いのです
鼻呼吸と口呼吸の使い分けに慣れていない人は、口からだけ息を吸おうとしても、口だけでなく鼻からも空気が入ってきてしまい、麺をすすろうとすると苦しく感じてしまいます
出典:高橋矯正歯科クリニック(東京都世田谷区)「麺がすすれない人のために」
さて、テレビを見ていた方、いろんな疑問がわいたのではないでしょうか??
「あのちょっとナゾな訓練法は何」
「なんで、矯正歯科の先生が依頼されたの」
実はこれ、以前のブログでも紹介した、口腔筋機能療法(MFT)が関係してくるのです。
以前お話したように、
歯は、内側からは舌の、外側からは唇や頬の筋肉の圧力をたえず受けています。健康な歯並び・咬み合わせを長期にわたって保つには、これら筋肉の圧力のバランスが良い状態でなければなりません
歯並びにかかる筋肉からの圧力のバランスが崩れた状態は、不正咬合や矯正歯科治療後の後戻りなどの原因となります。また、矯正治療中においても、歯を動かそうとする力の妨げとなり、治療期間が長くなってしまうことがあります
口呼吸も、この、筋肉のバランスを崩す原因になるので(唇が常に開いていることで、舌からの圧力の方が大きくなり、上下顎前突や開口の原因になる)、僕ら矯正歯科医は、そうした原因を見抜いて、口腔筋機能療法(MFT)により改善する必要があります
*上下顎前突、開口については、コチラ
今回の “麺類をすする訓練” は、この、口腔筋機能療法(MFT)の一部で、呼吸と嚥下の機能を強化する目的の『スラープアンドスワロー(スプレーで口の中にふきいれた水を、音を立ててすすってから飲み込む)』という訓練を応用したものだったのです。
『スラープアンドスワロー』ができない人に共通して見られる問題として、「口呼吸と鼻呼吸の使い分けがうまくできない」ことが臨床的にわかっていたことから、これをヒントに考案された訓練法なのです
(参考:髙橋矯正歯科クリニックブログ「ラーメンがすすれない」)
それにしても、依頼主の女性まーさん、44年の人生で初めて、麺をすすって食べることができてよかったですね。 確かに、麺はすする方がスープも絡み、風味も感じられて美味しいですよね
参考までに・・・
ここにもLASジャニーズ今城先生登場です 面白いVTRです