我らがLASジャニーズ今城先生(いまじょう矯正歯科クリニック 香川県高松市)
『嵐にしやがれ』出演の次は、『四国新聞』に大きく取り上げられました
僕ら矯正歯科医が重要視している 口腔筋機能療法(MFT)に関する記事
“舌は筋肉の塊で、その力は矯正装置に用いるワイヤーやゴムよりもはるかに強い。そのため、舌の癖があると正常なかみ合わせを作ることができず、治療を進める上で障害になる。また、歯並びがきれいに治った後に癖が残ったままだと、再び開咬(前歯がかみあわない状態)になったり、歯列が崩れたりする場合もある”
(四国新聞 2016年9月2日)
長年矯正歯科診療にたずさわっていると、舌の力に邪魔されて歯の動きが悪い症例や、矯正歯科治療をしたというのに舌から歯にアンバランスな力がかかり、後戻りをしている症例を目にします
このため、こうした舌の癖がある場合には、歯並びやかみ合わせを治すと共に、治療がスムーズに進むよう、また、治療後にも美しく機能的な歯並び・咬み合わせが保たれるよう、舌の正しい位置を覚えさせ、舌や口の周りの筋肉のトレーニングを行う必要があるのです
舌の悪い癖があるかどうかは、初診相談の際に、無意識の姿勢、話し方、発音などを観察することでおおよそわかります
例えば、「さしすせそ」「たちつてと」の発音をした際、歯の間から舌が見えるような話し方をする場合は要注意です。
疑いがある場合には、通常の検査に加えて「発音や咀嚼・嚥下の検査」を行い、その結果必要である場合には、口腔筋機能療法(MFT)も行っていきます。
MFTを行っている歯科医院は全体からするとまだ少ないですが、僕もスタッフを務めさせていただいているMFTの講習会は、毎年申し込みと同時に満席となり、歯科医療従事者がいかにこれを重要視しているかがうかがわれます
MFTに関する過去のブログはこちら☟
- 初めての医院研修旅行(MFTコース編) 2015/06/01
- 日本矯正歯科学会大会2014 2014/10/24
- 第11回 LAS-MFTコース in 札幌 2016/07/05