まずは、先週のブログ(もし僕が患者の立場だったら知っておきたい矯正歯科事情)は、予想を上回るたくさんの方々にアクセスしていただいており、皆様に感謝申し上げます。患者の立場の方々、また、歯科医師や衛生士さんなど歯科関係の方々にも「いいね」や「シェア」をしていただき、素直に嬉しかったです。これからも時々、皆さんが「そこのところを知りたい」「そこのところを伝えたかった」と思うような役立つ矯正歯科情報もUPしていきたいと思っています
・・・なんて言いつつ、今週はかなりゆるい話題です。なので、皆様もゆるい感じで読んで(眺めて)いただければ幸いです・・・
先週のお休みに、ぶらりと太宰府界隈(福岡県太宰府市)を散歩してきました
僕はこの太宰府エリアをお気に入り散歩コースの1つとしていて、時間ができると訪れています。
散歩前の腹ごしらえは大抵ここ、『梅の花 太宰府別荘 自然庵』さんです。
旧家の邸宅を改装したという建物は、ゆるりとした時間を過ごすにはもってこいの落ち着いた雰囲気で、個室で豆腐料理をいただくことができます。
太宰府天満宮の参道を上ったところで、本殿とは反対方向へ2~3分のところにあるのですが、知らないとなかなか気付きません。僕も10年くらい前に、通訳をしている患者さんから、「外国からのお客さんをその店へお連れすると喜ばれる」という話を聞いて初めてその存在を知りました。『梅の花』の他店舗とはひと味違った雰囲気なのです
さあいよいよ散歩開始!
まずはやっぱり『太宰府天満宮』からですね。いつ来ても大勢の参拝客で賑わっています。
太宰府天満宮本殿裏に連なるお茶屋さんの前を進んで行くと、『天開稲荷』の入口が見えてきます。上の方まで赤い鳥居が続いています。
数年前、ある治療のことでモヤモヤと悩んでいた時、この辺りを散歩していてふと目につき、「天に開ける・・・か?」と思い、なんとなくお参りをしたところ、なんと翌週にその問題がスッキリ解決し、それが後の上達と自信につながったという経験をしたことから、それ以後、なんだか欠かさずにお参りしてしまいます(笑)。
太宰府天満宮の敷地内にある入口から長いエスカレーターに乗って上がり、レインボーの照明が神秘的なトンネル型の通路を抜けると、そこには山並みをイメージさせる曲線的な屋根の『九州国立博物館』がどっしりと構えています。ガラスの外壁に周囲の山や空が映り、とても美しい。
2005年10月16日、東京国立博物館・京都国立博物館・奈良国立博物館に次いで108年ぶりに新設された国内4番目の国立博物館で、規模は国立博物館のうち最大なんだそうです。
太宰府天満宮を満喫したあとは、そこから出て五条方面へ20分程歩くと『観世音寺(かんぜおんじ)』に辿り着きます。
先程の天満宮とはうって変わって人気が少なく閑散とした雰囲気ですが、実はこのお寺、天智天皇が、母君斉明天皇の冥福を祈るために発願され、あの『源氏物語』にも登場するお寺(聖武天皇の天平18年(746年)完成)なんです。現在残る講堂と金堂は江戸時代に再建されたものですが、敷地内にひっそりとたたずむ梵鐘(ぼんしょう)は日本最古のもので、菅原道真の詩にも詠まれています。
この鐘を菅原道真公も見たんだなぁ・・・と思うと、歴史のロマンを感じてしまうのは僕だけでしょうか・・・
観世音寺にある『宝蔵』には、平安時代から鎌倉時代にかけての仏像16体をはじめ、全て重要文化財の品々が収容されており、館内に入ると、思わずひるんでしまうくらい大きな仏像たちに圧倒されます。こんな素晴らしいものがこんなに普通に置かれていていいのかな・・・いつかガラスケースの中に入ってしまうかもしれないな。といつも思うのですが、今の所、そんな動きはなさそう・・・きっと。ひっそりとしていて、たいていほぼ貸切り状態でゆっくりと仏像を眺めることができる贅沢な空間です
さて、観世音寺を出ると、隣接して『戒壇院』があります。『戒壇』とは、出家する者に対して、僧侶として守るべき戒律を授けるための儀式が行われる場所のことで、754年、聖武天皇により唐から招かれた鑑真が奈良の東大寺に戒壇を築き、その後、大宰府の観世音寺、下野(栃木県)の薬師寺にも戒壇を築いたと言われています(日本三戒壇)。ここでは、日曜日に写経や座禅もやっているそうです。
いやぁ。久しぶりの太宰府エリア散歩、癒やされました これでまたしばらく、診療頑張れそうです