治療の流れ
初診相談(約1時間)
初診相談では、歯並び・咬み合わせ・口元・発音・顔つきなどのあなたの抱えているお悩みに関してご相談に応じています。
詳しくは、「無料相談のススメ」をご覧ください。
検査(約1時間)
診断、治療の必要性、治療方針、治療方法、治療期間、治療費用等の決定、治療経過や治療結果の確認のため、様々な資料を採得させていただき、分析します。1期、2期治療それぞれの前後、また、治療途中に行います。
- 口腔内写真-お口の中の写真。お口の中の状態を記録します。石膏模型ではわからない歯や歯茎の色も確認できます。
- 顔面写真-正面・側面・スマイル時等のお顔の写真。頭・顔に対する口元の状態を記録します。
- パノラマX線写真-歯全部と上下の顎を1枚におさめたレントゲン写真。これから生えてくる歯も含め、歯や顎の骨、顎の関節の状態などをチェックします。
- セファログラム(頭部X線規格写真)-頭全体のレントゲン写真。外見からではわからない、頭に対する顎の位置や大きさ、上下の顎の位置関係、歯と顎の位置関係、歯の傾き具合を調べる矯正歯科特有の非常に大切な資料です。
- 歯列模型-上下の歯並びの石膏模型および咬み合わせの型。不正咬合の状態を立体的に調べることができます。
- その他-必要に応じて、歯それぞれのレントゲン写真、顎の関節のレントゲン写真、歯科用3次元CT、MRI等を採得することがあります。
診断(約1時間)
検査で得た資料をもとに、診断、治療の必要性、治療方針、治療方法、治療期間、治療費用等をあなたに十分説明し、理解、納得されたうえでこれらを決定します。
1期治療(早期治療)(約30分~1時間/回)
まだ乳歯の時期(乳歯列期)や乳歯と永久歯が混じりあった時期(混合歯列期)に顎の成長をみながら咬み合わせや顎の大きさ、形、位置などの改善を行う治療です。
その時期に今の歯並びをそのままにしておくと歯や顎に悪影響を及ぼす場合、そのままだと2期治療を難しくしてしまう場合、またその時期に治療しておけば2期治療をしなくてよさそうな場合に行います。早期に問題点を見つけて治し、その後の成長を良い方向に誘導するのが目的です。また、2期治療のための準備矯正治療としての役割もあります。
歯並び自体は大人になってからでも治せますが、顎の骨のコントロールは成長期のほうが明らかに容易です。
2期治療(本格治療)(約30~1時間/回)
永久歯に全ての歯が生え変わってから(永久歯列)行う全体的な矯正歯科治療です。細かい部分もコントロールでき、矯正歯科治療におけるメインとなるところです。
経過観察(約30分/回)
治療開始に適切な時期が来るまで顎の成長や乳歯から永久歯へのスムーズな交換を定期的に観察します。途中、なにか問題が起こってもすぐに対応できるように3~6か月ごとに来院していただくことをオススメしています。
保定(約30分/回)
矯正歯科治療で移動させた歯は、治療直後は不安定な状態で放っておけば元の環境に戻ろうとします。また、新しい環境に周りの舌、唇、頬といった組織はなじんでいません。
保定は、戻ろうとする歯を抑え、周りの組織がなじむまで歯を安定させる期間で、保定装置を使用します。ここまで頑張って治した美しい歯並びを維持させるための非常に大切な期間です。